今回は、宮沢賢治の名作
『銀河鉄道の夜』をお届けしました。
普段の語りでは、声の表情をより豊かにするため、立ったまま、手を少し動かしながら
表現することも多いのですが、
今回は特別な環境なので、
星空の投影に影響を与えないよう、
照明を極力控え、座ったまま、
ほとんど動かずに語らせていただきました。
プラネタリウムの映像も、
過度な演出はせず、必要最小限の静かな構成。
私自身も、お客様にそっと寄り添う気持ちで、
落ち着いたトーンと柔らかな声を大切にしました。
ご来場くださったお客様からは、
嬉しいご感想を数多く頂戴しました。

音楽と相まって心に響きました。


ぜひこのような時間を体験させたい。
夏休みに再演があれば嬉しいです。

美しさが相まって贅沢な時間でした!

しっかりと芯まで癒されました


プラネタリウム、一度きりではもったいない!
こうしたお言葉に、物語の世界が、
皆さまの心にたしかに届いていたのだと感じられ、
語り手として本当に嬉しい限り。
日々、情報や刺激にあふれる今の時代だからこそ、星を見上げながら、静かな語りと音楽に耳を傾ける時間が、深く心に響くのかもしれません。
このささやかな試みが、これからも
誰かの心に寄り添うものとなりますように。
そして、いつか全国各地のプラネタリウムで、
またこの物語を語ることができたなら
——そんな新たな夢が、静かに芽生えています。
(写真はリハーサル風景)



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